絵本の時間

幼い頃、読んでもらった絵本。内容はおぼろげになった本もありますが、忙しかった両親が寝る前に読み聞かせをしてくれる、短いけれど温かい時間は、一生の宝物です。そんな記憶を綴り、自分の子どもたちにも幸せの記憶を贈りたいと願うブログです。

「うんこ!」

今日の絵本

うんこ!
うんこ!
文溪堂

あらすじ


 道ばたで置いてきぼりされてしまった犬の「うんこ」。道行くいろいろな動物たちとの会話がとても楽しい。「うんこ」のことを動物たちはみんな、「くっさーい」と、いらないもの、じゃまなもの扱いします。「うんこ」は「ふんっ」「くっそー!」と、落ち込むことなく、仕方なく頑張って前に進んでいきまが、最後に出会った人だけは、うんこの良さや長所を認め、うんこを喜んで連れて帰ります。さあ、なぜ連れて帰ってくれたのでしょう?「うんこ」の良さって何なのでしょう?「ふんふんふん」と鼻歌を歌う「うんこ」もとっても嬉しそうです。

絵本の思い出


 娘ちびkoliがまだ小さかった頃、泣きじゃくって学校から帰ってきました。それだけでも親としては切ないのですが、話をじっくり聞いて、なお切なくなりました。ちびkoliは、体育が苦手です。とにかく走るのが苦手。私に似ちゃったのかなぁ。でもマラソン大会は、同じチームに迷惑がかからないように完走することを目標に練習を頑張っていました。ところが、同じチームの友だちから、ちびkoliのせいでチームの成績が悪くなると責められたのだと言います。「私は、いない方がいいのかなぁ」と言われたとき、娘の言葉に私も泣けてきてしまいました。


 その日、購入した絵本が「うんこ!」です。泣くほど笑い、「うんこ」のセリフに合わせて、大声で「くっそー」と一緒に叫びました。翌朝、娘が学校に行くときに行った言葉。「私だって、いいところ絶対ある!いいところを見ようとしない人が悪い!」でした。よかったのか、悪かったのか・・・・。娘はすっかり「うんこ」の気持ちになって、登校したのでした。


 不得意なことばかりを意識して尻込みしてしまったり、自分の良さが見えなくなってしまったりすることって、大人でもよくあることです。限られた小さな世界で生きている子どもにとっては、なおさらなのでしょう。元気づけたいな、一緒に笑い飛ばしたいな、何より「あなたは欠点も長所もきっとある!そんなあなたが大好きよ!」というメッセージを送りたいときにぴったりな一冊。ぜひ、声に出して、お子さんと一緒に読んで欲しいです。


「ウンコ!」グッズ

開運うんこ!かるた ([バラエティ])
開運うんこ!かるた ([バラエティ])
文渓堂

このカルタは「あっと おどろく おおきな うんこ」から始まる楽しい開運カルタ!家族で読むごとに大笑いしながら遊べます。「えぇーっと、おおきなうんこ、おおきなうんこ」なんてつぶやきながら札を探す姿に、また爆笑。笑うって、本当にストレス解消できますね。

うんこのロックンロール[CD]―ソング絵本 (<CD>)
うんこのロックンロール[CD]―ソング絵本 ()
文渓堂

作家のサトシンさんが歌っているようです。絵本のお話にそったロック「うんこ!」が収録されています。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます人´∀`).☆.。.:*
「子どもたちに幸せの記憶をおくろう」




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