絵本の時間

幼い頃、読んでもらった絵本。内容はおぼろげになった本もありますが、忙しかった両親が寝る前に読み聞かせをしてくれる、短いけれど温かい時間は、一生の宝物です。そんな記憶を綴り、自分の子どもたちにも幸せの記憶を贈りたいと願うブログです。

しろいうさぎとくろいうさぎ

しろいうさぎとくろいうさぎ (世界傑作絵本シリーズ)
しろいうさぎとくろいうさぎ (世界傑作絵本シリーズ)
福音館書店

あらすじ
 広い森の中に「しろいうさぎ」と「くろいうさぎ」が住んでいます。2人はとても仲良し。馬跳びをしたり、かくれんぼをしたりして、いつも一緒に過ごしています。けれど、時々「くろいうさぎ」は悲しそうな顔をします。それが「しろいうさぎ」には、とても気がかりでした。


  ある日、「しろいうさぎ」は「くろいうさぎ」に悲しい理由を尋ねます。
 「さっきから、なにをそんなにかんがえているの?」
 「ぼく、ねがいごとをしているんだよ。」
 「ねがいごとって?」
 「いつも いつも いつまでも、きみといっしょにいられますようにってさ」
 「しろいうさぎ」は目をまん丸くして、じっと考えます。そして言います。
 「ねぇ、そのこと もっといっしょうけんめいに かんがえてごらんなさいよ」
 「くろいうさぎ」は目をまん丸くして一生懸命に考えます。そして、言います。
 「これからさき、いつもきみといっしょにいられますように!」


本当にそう思うかと2人は何度も問い直し、「しろいうさぎ」の差し出した柔らかい手を「くろいうさぎ」がそっとにぎります。
2人は耳に花を飾り、他のウサギや森の仲間に祝福され、結婚式をあげるのです。
 「くろいうさぎ」はもう悲しそうな顔はしなくなりました。

絵本の思い出
 「結婚ってなぁに?」
 末っ子koli次郎の質問。うろたえる母。どうも幼稚園で、将来〇〇ちゃんと結婚するんだなんて宣言したおませさんがいたらしいのですが、koli次郎には、よく分からなかったらしいのです。
 「うーん、結婚っていうのはねぇ」と説明しようとしましたが、すごく難しい質問です。
 自分自身が「結婚」って何かしらと、ちょっと悩んでしまいました、笑。


そのときに思い出して引っ張り出し、読んであげたのが「しろいうさぎとくろいうさぎ」です。
  読んであげているうちにたくさんのことを考えさせられました。
  「結婚」って、本当は「一緒にいたい」「楽しい」「一生懸命」「永遠」「願い」から成り立つモノなのだなぁと、思いました。もちろん「結婚」という形は絵本の中だから。いわゆる「パートナー」と結ばれる形は様々ですが、その人と一緒にいられない「さみしさ」「悲しさ」「切なさ」「不安」を乗り越えて成り立つモノなのでしょう。
  だからこそ、何度も何度も問い返し、一生懸命に考え、自分の心を見つめることなしに、関係を結ぶことは難しいことなのでしょう。
そんなに一生懸命に悩んだかな?と自分に問い返してみる・・・・・。
 その記憶すら曖昧だけけれど「この人がいなかったら、人生はひどくつまらないだろう」と感じたのは、今もはっきり覚えています。
 →詳しくは「100万回生きたねこ」をご参照ください、笑。


読み終わった後、koli次郎に結婚ってどういうことかな?と聞いてみると
「大好きな人と、ずっとずっと一緒にいるってコトでしょ。」
koli次郎なりに「結婚」する気持ちに寄り添えたのでしょう。良かった良かった。
そして、「ぼく、大きくなったらママと結婚する!」末っ子koli次郎の結婚宣言。
思わず笑みがこぼれてしまいます。
でも、本当におもしろかったのは、その後なのです。
「パパ、順番こだから、もうママと結婚やめてね。」とのこと。
おいおい・・・・( ̄∇ ̄)アハッ
ブランコの順番じゃないんだよと苦笑いするぱぱkoliを見て、また「結婚」は「楽しい」と感じる母でした。

こどもたちに幸せの記憶をおくろう

                                                                                           
最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。
ではでは(^_^)/~


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