絵本の時間

幼い頃、読んでもらった絵本。内容はおぼろげになった本もありますが、忙しかった両親が寝る前に読み聞かせをしてくれる、短いけれど温かい時間は、一生の宝物です。そんな記憶を綴り、自分の子どもたちにも幸せの記憶を贈りたいと願うブログです。

おとうさんはウルトラマン

おとうさんはウルトラマン (ウルトラマンえほん)
おとうさんはウルトラマン (ウルトラマンえほん)
学研プラス

あらすじ
ウルトラマンの家族のお話絵本。
一家の大黒柱、おとうさんはウルトラマン。
ちょっとの傷が出来たって泣かないし、きっちり3分で仕事は終わらせる。
背中で強さと頼もしさを語るみんなのヒーローです。
でも、おうちに帰れば、怪獣役だって子どものためにやってしまうし、子どもの成長を優しく見守るめっぽう甘くて、涙もろいお父さんなのです。
怪獣から町を守るため日々戦うお父さんは、後片付けがちょっぴりヘタだったり、子どもの怪我にオロオロしてしまったり、甘すぎておかあさんに怒られたりしてしまうけれど、子どものために日々ヒーローのお仕事を頑張っているのです。

絵本の思い出
この絵本は、koli太郎からちびkoliへ。
ちびkoliからkoli次郎へと受け継がれた我が家のベスト絵本。
ぱぱkoliは毎年、GWや夏休みになると特に家業が忙しくなってしまい、ほとんど家におりません。帰ってきたかと思うと、電話一本でまた呼び出されていきます。そんなこんなで、実は我が家の子どもたち、いまだに海で泳いだことがないのです・・・。
だから、子どもたちは「夏休みなのに~」とよくふてくされます。
私はと言えば、今年春まで土日休みで若干夏休みも取れる仕事に就いていたのですけれど、やっぱり家業が忙しいと呼び出しがかかってしまいます。
心の中で「ごめんね~」と思いながら、何とも仕方ない状態でした。


小さかったkoli太郎。
「ぼくのおとうさんも〇〇くんのおとうさんみたいだったら良かった(ノД`)」と泣かれてしまいました。〇〇くんのお父さんは公務員。土日もGWも夏休みも家族一緒です。親としてとても切なかったです。


そんなとき、出会った絵本が「おとうさんはウルトラマン」。
会えない日が続くと、よく読んであげた絵本なのです。小さかったkoli太郎は「おとうさん、お外で戦っているの?」と聞いてきました。
少し迷いましたが(ちょっと難しいかなぁと思ったのですけれど)
「おとうさんね。koli太郎においしいモノ食べさせたり、楽しいところに連れて行って上げるためにお外でお仕事頑張っているんだよ」とお話ししました。


「ふーん」とkoli太郎。


見つめていたページは、眠ってしまった子どものために一生懸命お面を作っているウルトラマンの姿でした。何を感じたのかな?
ぱぱkoliが帰宅したときに、その話をすると、ぱぱkoliは「よし」と言って輪ゴムと割り箸の鉄砲を作り、眠っているkoli太郎の枕元に置きました。


翌日もkoli太郎に会う前に、出勤してしまったぱぱkoli。


けれど、起きてきたkoli太郎はとっても幸せそうで、「『おとうさんはウルトラマン』読んでよ」とせがむのでした。


今はkoli次郎の番。koli次郎にもぱぱkoliの「大好きだよ」気持ちが通じることを願って。

こどもたちにしあわせの記憶をおくろう

                                                                     

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